はじめに
「資格を取っても、人生なんて変わらないよ」
そんな言葉をよく耳にします。実際、資格を取っても給料が上がるわけでも、すぐに何かが変わるわけでもありません。
でも、FP3級を勉強して感じたのは、
“知識を生活に落とし込めば、人生は少しずつ変わっていく”ということ。
私の場合、お金に対する漠然とした不安が小さくなり、夫婦で将来を話し合うきっかけが生まれました。
今日はそんな“学びを日常に活かす力”についてお話ししたいと思います。
資格を取っても人生が変わらない人の共通点

FP3級を勉強する前の私は、よくSNSで「資格を取っても意味ない」という投稿を見かけていました。
どこかで「資格=転職や昇給に繋がるもの」と考えていたので、正直、私も同じように思っていた部分があります。
でも、FP3級の勉強を始めてから気づいたのは、**“知識は行動しなければ意味がない”**ということ。
テキストを読んで満足するだけでは、人生は変わらない。けれど、その知識を日常に生かせば、確実に生活の質が上がるんです。
保険を見直して気づいた「親に言われるまま」からの卒業

私が最初にFPの知識を実生活で使ったのは、「保険の見直し」でした。
これまで、親に言われるまま何となく医療保険に加入していました。
けれどFP3級の保険分野を学んでいくうちに、「そもそも、私が入っている保険ってどんな時に使えるんだろう?」と疑問がわいたんです。
調べてみると、公的保険が想像以上に手厚いことを知りました。
特に高額療養費制度など、知らなかった仕組みがたくさんあって「自分が思っていたより、すでに守られているんだ」と安心できました。
その結果、医療保険は解約し、必要な分だけ掛け捨ての共済に変更。毎月4,000円ほど固定費が減り、浮いたお金を水道光熱費や通信費に充てられるようになりました。
わずかな金額かもしれませんが、「自分で判断して変えられた」という実感が、すごく大きかったんです。
夫婦で“お金の話”をするようになったきっかけ

もう一つ、FP3級を勉強して大きく変わったのが、夫との会話の中身です。
夫とは一回り以上年が離れていて、いつか“もしもの時”のことが頭の片隅にありました。
FPのテキストで「遺族年金」の項目を学んだとき、「うちは子供がいないけど、どうなるんだろう?」と思い調べてみたんです。
結果、子どもがいない夫婦の場合、遺族年金の対象外であることを初めて知りました。恥ずかしながら、それまで何も知らなかったんです。
勉強していなければ、いざという時に本当に困っていたと思います。
私はそのことを夫に話しました。すると、「えっ、そうなの?知らなかった…」と驚いていました。
そこから自然と、
「じゃあ今のうちに資産形成をちゃんと考えようか」
「生命保険の内容も見直したほうがいいかもね」
と、将来のことを話すようになりました。
最初は少し話しにくいテーマでしたが、結果的に、夫婦でお金のことをオープンに話せる関係を築くきっかけになったと思います。
知識が“行動”につながると、学びが楽しくなる

以前は「勉強=つらいもの」というイメージがありました。でもFP3級を通して、勉強が“自分の暮らしを良くする時間”に変わりました。
学んだ知識を実際に使うと、結果が数字や行動に表れる。その達成感が次の行動意欲につながるんです。
「もっと保険や税金のことを深く学びたい」
「資産形成を仕組みとして整えたい」
そんな前向きな気持ちが生まれて、今は副業(ブログ)でもFPの知識を活かしています。
最近は、事業所得を正しく管理して節税を考えるようになり、“学びが自分の未来を支える力になる”と実感しています。
資格はゴールではなく、“スタート地点”
FP3級を取って、劇的に人生が変わったわけではありません。
でも、確実にお金と向き合う姿勢が変わりました。
資格は「合格」して終わりではなく、「どう活かすか」で初めて意味が生まれる。
そして、行動することで少しずつ人生が動き出します。
学びを“人生を変える力”にするために

学ぶ目的を「不安から」ではなく、「希望から」に変える。それだけで、勉強は前向きで楽しいものになります。
FP3級で学んだお金の知識は、私にとって“自分の人生を自分で設計できるツール”になりました。
これからも、学びを活かしてコツコツと資産を育て、安心できる暮らしを築いていきたいと思います😊



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