資格勉強が続かないときに試したい!心理学で実践する6つの工夫

資格・勉強

はじめに

仕事での昇格や転職に有利な「資格」

でも、資格を取りたいと思っても

続けたいけど、やる気が出ない

頭に入らなくて不安になる…

こんな気持ちを抱えている方は多いのではないでしょうか。私自身も、同じように勉強が思うように進まず、何度も挫折した経験があります。

そんなときに役立ったのが、心理学やビジネス書から学んだ考え方を、勉強習慣に取り入れることでした。

「机に教材を置いておく」や「小さなご褒美を作る」といったシンプルな工夫でも、取り入れてみると自然と学習する習慣が身につきました。

やる気が出ない日があっても大丈夫!勉強を習慣づけることで、また明日から再開できます。

この記事では、私の実体験と心理学の知見を組み合わせて、資格勉強のモチベーションを維持する方法を紹介していきます。特に、独学で資格取得を目指している方は必見の内容です。

資格勉強のモチベーションが下がる原因とは?

資格勉強を始めても、「続かない」「やる気が出ない」と悩むのは自然なことです。

実は多くの人が同じような壁につまずいています。ここでは、モチベーションが下がってしまう主な原因を整理してみます。

目標が大きすぎると挫折する

「毎日3時間勉強する!」「一発合格する!」など、高すぎる目標を立ててしまうと、達成できなかったときに一気に気持ちが折れてしまいます

資格勉強は長期戦になることが多いため、大きな目標だけでなく 「1日10分だけ」「今日はこの1ページだけ」 という小さな目標に分けることが大切です。

勉強環境が整っていない

教材を棚の奥にしまい込んでいたり、テレビやスマホの誘惑が多い場所で勉強していませんか?

勉強に取りかかるまでの小さな手間や誘惑が、モチベーションを削いでしまいます。「机の上に教材を置く」「スマホは別の部屋に置く」 といった工夫で、環境を整えることが可能です。

成果が見えにくい

資格勉強は成果がすぐには出ないため、途中で「本当に合格できるのかな…」と不安になることもあります。


特に長期間の学習では、進歩している実感を得にくいのが原因です。

そんなときは 勉強時間を記録する、チェックリストで進捗を可視化する など、努力が「見える化」できる工夫を取り入れるとやる気が戻りやすいです。

孤独感からやる気が下がる

独学で一人きりで勉強していると、孤独を感じてしまい「自分だけが大変なのかも」と思ってしまいます。


その結果、継続が難しくなるケースも少なくありません。

SNSやオンラインコミュニティで同じ資格を目指す人とつながるだけでも、「自分だけじゃない」 という安心感が得られ、モチベーションを維持しやすくなります。

心理学を活かした資格勉強のモチベーション維持法

では、ここからは私が実際に取り入れている、勉強のモチベーションを維持する方法を6つ紹介します。

はじめからすべての方法を実践すると、かえって挫折してしまう原因となるため、まずは「これならマネできそう」と思ったものを1つやってみてくださいね。

机に教材を置く(環境デザインの力)

「明日やろう」と思っていたのに、朝起きるとダラダラとスマホを見てしまう…
帰ってから勉強するつもりが、気づけばテレビに夢中だった…

そんな経験はありませんか?

私は朝から勉強をするようにしているので、必ず寝る前に机にテキストを置いて、明日やるページを開いておくようにしています。

心理学では「環境が行動をつくる」と言われていて、教材が目に入るだけで「ちょっとやってみようかな」と勉強に対するハードルが低くなります

自分が勉強に取りかかりやすい環境をあらかじめ作っておくことは、本当に大切です。

教材が引き出しの中などにしまってあると、取り出す手間が発生しますよね。

この手間も勉強に取り掛かるまでの障壁になるため、私は朝食のときに座る場所に教材を広げておき、起きたらすぐ始められるようにしています。

小さな目標を立てる(スモールステップ法)

「今日は2時間勉強しよう」と思っても、ハードルが高くて結局やらなかった…。そんな日が続くと自己嫌悪になってしまいますよね。

そこで私は、「1日1ページは参考書を読む」「10分だけ勉強する」という小さな目標を立てました。


心理学でいう「スモールステップ法」で、小さな達成感を積み重ねることがモチベーション維持につながります。

実際にやってみると、「1ページだけ」のつもりが10ページ進むこともあるので不思議です。

試験勉強は決して簡単な目標ではないため、小さな目標達成を積み重ねて自信をつけましょう!

勉強後のご褒美を用意する(オペラント条件づけ)

私は、勉強を終えたあとに大好きなチョコレートを食べると決めています。

小さなご褒美でも「勉強=楽しいことにつながる」と脳が学習

心理学では「オペラント条件づけ」と呼ばれる仕組みで、ご褒美によって習慣が強化されると言われています。


「勉強したら○○していい」と自分に許可を出すことが、習慣化の第一歩。

私はより達成感を出すために、いつもより少しだけ高価なチョコレートを準備しています。みなさんも自分にとってのご褒美をぜひ準備してみてくださいね。

周囲に宣言してプレッシャーを活用する(パブリックコミットメント)

「資格を取る!」と誰にも言わずに勉強すると、サボっても誰にもバレませんよね。でも、友人やSNSで宣言してしまえば、「言ったからにはやらなきゃ…」と自然にやる気が湧きます

これは心理学でいう「パブリックコミットメント(公の場で約束すること)」です。他人の目を意識することで、自分の行動に責任感が生まれるのです。


私もX(旧Twitter)と会社の同僚に「FP3級を受けます!」と宣言したことで、気持ちが引き締まりました。

注意点としては「応援してくれる環境で宣言すること」が挙げられます。資格を取ることに反対・否定的な意見が出る環境では、宣言することでかえってモチベーションが下がってしまう原因に。

宣言する環境や人は、慎重に選びましょう。

合格後の自分をイメージする(イメージトレーニング)

「この資格を取ったら、仕事で活かせる」「副業の幅が広がる」――そんな未来をイメージすると、自然にやる気が湧いてきますよね。

この心理技法は、スポーツ・受験・ビジネス目標の分野でも広く使われています。


私はビジネスマネジャー検定という資格を取ることで「この資格を取ったら、マネジメントの悩みが減って仕事がしやすくなる」自分を何度もイメージしていました。

仲間と励まし合う(ピアサポート効果)

一人で勉強していると、どうしても孤独になり、やる気が下がりがちです。特に独学はその傾向が高いと思います。


そこで私は、オンラインコミュニティやSNSで同じ資格を目指す仲間を見つけるようにしました。

心理学では「ピアサポート(仲間同士の支え合い)」がやる気を高めるとされています。「自分だけじゃない」と思えるだけで、ぐっと前向きになれるものです。

もちろん、一人でコツコツ勉強することが向いている方もいると思うので、この方法は好みが分かれると思います。自分に合った方法を取り入れてみてくださいね。

通信講座だとモチベーション維持がしやすい場合も

独学だと、自分で何かしら対策を行わないと、モチベーション維持が難しいものです。

しかし通信講座であれば、事前に学習スケージュールが組まれていることが多いため、小さな目標達成が目に見えてわかります。また、わからないことをチャットなどで講師に質問できるため、伴走者がいることもメリットといえるでしょう。

そういった観点から、独学なのか通信講座なのかを選択するのも良い方法かもしれませんね。

まとめ

資格勉強をしていると、やる気が出ない日や「合格できるのかな…」と不安になる瞬間は必ずあります。

そんなとき大切なのは、「モチベーションは自然に湧くものではなく、自分で工夫して作るもの」と考えること。

今回紹介した工夫は、すべて小さなことばかりです。

  • 机に教材を置いて環境を整える
  • 1日1ページなど小さな目標を決める
  • ご褒美を用意して習慣化する
  • 周囲に宣言してプレッシャーを味方にする
  • 合格後の自分をイメージする
  • 仲間と支え合う

こうした工夫は心理学的にも効果が裏付けられています。

私自身もこの工夫を続けたことで『勉強を続けられる自分』に変わり、実際にビジネスマネジャー検定に合格できました!

「資格勉強のやり方がわからない、続かない…」と悩んでいる方も、まずは今日からできそうな工夫を、1つでも取り入れてみてください。小さな積み重ねが、やがて合格という大きな成果につながります

資格を取ったその先にある未来を想像しながら、一歩ずつ前に進んでいきましょう!

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